毎年夏に開催される「なかむら市民祭」、そのメイン行事の一つに「なかむら踊り」があります。
 今回は、この「なかむら踊り」の歴史を紹介します。

※曲を聴くにはWindowsMediaPlayerなどのMP3ファイルの再生ソフトが必要です。


 なかむら市民祭のイベントの一つ「なかむら踊り」。平成15年の夏で48回を数えたこの祭りは、中村市とほぼ同じだけの歴史を持っています。(中村市は平成16年3月市政50周年を迎えました。)

 今では思い思いの曲をアレンジし、その曲に合わせたオリジナルの踊りを披露する「なかむら踊り」、曲や踊りも年々激しいものになり、昔の面影はどんどん薄れていきます。

(写真:2002年 リアル・スクラップ)


 そんな中、2003年には市役所正調踊り子チームが「新々なかむら音頭」による正調踊りを披露しました。(左及びトップ写真)

 市民祭HPにて2002年からの写真とビデオをご覧いただけます。

 ここで「おやっ」っと思った方が居ると思います。「新々なかむら音頭」という曲のタイトル。自分達が「なかむら踊り」といったとき思い浮かべるこの曲は「新々」の名のとおり3つ目のバージョンなのです。


「新々なかむら音頭」  ←曲を聴くことができます。

  作詞・作曲 早川 照市

土佐の中村一條公さんは
 都をしのぶ町づくり
祇園 京町 丸の内  ソレ
 故里よいとこ中村よい町城下町

雨の四万十川いかだで下りゃ
 唄もヨサコイ晩に来い
水に流した夢まくら  ソレ
 故里よいとこ中村よい町城下町

石見寺から手を差しのべりゃ
 月がのぞいた東山
安並お清いの声がする  ソレ
 故里よいとこ中村よい町城下町

燃える大文字武将の胸にゃ
 お雪の方や藤の花
えにしも深い化粧の井戸  ソレ
 故里よいとこ中村よい町城下町


 写真は昭和56年のもので、上が若柳チーム、下が市役所チームです。このころはすでに「新々なかむら音頭」が踊られていました。

 一つ前の曲は「なかむらおどり」という曲で、歌は歌手の「三沢明美」さんが歌った曲でした。この曲は昭和44年に一條公開府500年記念行事の一環で作られたもので、以後「新々なかむら音頭」に替わるまでの間「なかむら踊り」はこの曲で踊られました。

「なかむらおどり」  ←曲を聴くことができます。

 歌詞 川崎 眉美、作曲 武政 英策

1.(ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  なるほどな〜 中村なァ(ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  土佐の都と伊達には呼べぬ 御所を築いた一条公さんの
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  栄えのおもかげ いつまでも いつまでも
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)

2.(ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  なるほどな〜 中村なァ(ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
   娘船頭の四万十くだり 忘れられよか昔も今も
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  逢いにきますよ 都鳥 都鳥
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)

3.(ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  なるほどな〜 中村なァ(ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  とろり春風頬紅そめて 待っておりますお化粧井戸で
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  しのぶ歴史の あですがた あですがた
 (ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)

4.(ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  なるほどな〜 中村なァ(ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  町の繁昌にこがれ来れば 若いあの娘(こ)のひとみももえて
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  夜ごと恋しの 灯りがともる 灯りがともる
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)

5.(ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  なるほどな〜 中村なァ(ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  勇み若衆の地引き網に 鮎(あい)もはねれば心もおどる
  (ヨィショヨィショヨィショヨィショ)
  夢はひろがる 海までも 海までも
 (ヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショヨィショ)


 更にその前は「中村ぞめき」という曲が踊られていました。この曲は、昔は「幡多ぞめき」と呼ばれていましたが、今は「中村ぞめき」という名で呼ばれています。いつの頃に作られた曲かは定かでありませんが、若柳流の高橋長寿さんがこの曲に振り付けをし、御茶屋(現在の料亭)で踊られていたものだそうです。「ぞめき」とは「どんちゃんさわぎ」という意味で、宴席の最初と最後に踊るのが通例だったそうです。
 市民祭でこの「中村ぞめき」を踊ったのが「なかむら踊り」の始まりと言えるかもしれません。現在「なかむら踊り」で踊られることはありませんが、地区のお祭りでは今でもこの「中村ぞめき」を踊っているところがあるようです。

「中村ぞめき」 ←曲を聴くことができます。

ハァーアー 中村よいとこ 《コラショ》
一條公(イチジョコ)さまが 《ハイハーイ》
今に残せし小京都
トコ 中村美人が待っちょる
待っちょる美人がハイカラさん

ハァーアー あのこよい娘(コ)じゃ 《コラショ》
あねさんかぶり 《ハイハーイ》
わしが在所の器量よし
トコ 中村美人が待っちょる
待っちょる美人がハイカラさん

ハァーアー 夏の夜空に 《コラショ》
あかねをそめて 《ハイハーイ》
昔なつかし大文字
トコ 中村美人が待っちょる
待っちょる美人がハイカラさん

ハァーアー 今年しゃ豊年 《コラショ》
黄金(コガネ)の船で 《ハイハーイ》
くだる四十九里鮎の町
トコ 中村美人が待っちょる
待っちょる美人がハイカラさん

ハァーアー さあさどなたも 《コラショ》
お唄いなされ 《ハイハーイ》
歌でご器量が下がりゃせぬ
トコ 中村美人が待っちょる
待っちょる美人がハイカラさん


 どうも曲のタイトルに一貫性が無いところは気になりますが、これが「なかむら踊り」の曲、全3バージョンです。

 今回の取材では、「なかむらおどり」から「新々なかむら音頭」に曲が代わったいきさつや時期は、結局不明でした。また、「なかむらおどり」や「中村ぞめき」が踊られている当時の写真についても探すことができませんでした。

 この記事をお読みになり、情報や写真を提供していただける方がいらっしゃいましたら、下記にご連絡ください。
  中村市 企画広報課 情報化推進係
   TEL 0880-34-6128
   Mail densan@city.nakamura.kochi.jp

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